「防音室のある家が理想だけど、具体的なイメージが湧かない」
「防音室をつくる際には、どのようなことに気を付ければいいのかわからない」
このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回は、防音室を設置したい方に向けて、防音室を家につくる際のポイントをご紹介します。
□防音室にはどのようなタイプのものがある?
防音室には大きく分けて2つの種類があります。
ご自身の目的や用途に適したタイプのものを選びましょう。
*組み立てる方式のユニットタイプ
ユニットタイプの防音室は、部屋の中にボックスを組み立ててつくることのできる防音室です。
部屋の中に公衆電話のボックスを置くようなイメージだとわかりやすいでしょう。
ユニットタイプの防音室は、室内にパネルを組み立てて設置します。
そのため、部屋の工事をする必要は無く、完成までにかかるのはおよそ1日です。
スペースが取れなくても、小さいものであれば0.8畳ほどの広さから設置できるのが魅力的です。
価格の相場は、広さや防音の程度によって異なりますが50万円から200万円ほどです。
注意点としては、部屋の中にボックスを置く形になるため、圧迫感を感じやすくなってしまうことが挙げられるでしょう。
*オーダーメイドのフリータイプ
フリータイプは、部屋を丸ごと防音室にするタイプのものです。
フリータイプの防音室は、部屋自体に防音工事を行うので、ユニットタイプと比較して防音性能が上がるのです。
したがって、ドラムなどの大型楽器の演奏を目的とし、防音性能の高さを求める場合にはフリータイプの防音室が良いでしょう。
価格の相場は、1坪あたり100万円程度となっています。
□防音室のある家をつくる際にはどのようなことに注意すれば良い?
防音室を家につくる際には、2つのポイントに注意しましょう。
1つ目は、熱や湿気がこもりやすい場合が多いことです。
防音室から音漏れすることを防ぐために、気密性を高くした際には換気がしにくく、熱や湿気がこもりやすくなる可能性があります。
そのため、空調設備を設置することをおすすめします。
2つ目は、防音室を何のために使うかはっきりと目的を決めて、設計することです。
空気を通して伝達される音と振動により伝達される音、その両方による音はそれぞれ音漏れの対策方法が異なります。
そのため、防音室を何のために使うか明確にし、目的に合わせた防音設計を行うことが重要です。
□まとめ
防音室は、ユニットタイプとフリータイプの2種類があります。
どのような用途で防音室を使用するか、考えたうえでご自身にあったものを選ぶことをおすすめします。
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