家に吹き抜けを造ると、風通しが良く、明るい部屋にできることからも人気が高いです。
吹き抜けを造るのであれば、後悔したくないですよね。
そこで今回は、吹き抜けの家で後悔しないためのポイントを紹介します。
□吹き抜けで後悔しがちなポイントとは?
吹き抜けで後悔しがちなポイントは主に3つです。
1つ目は、空調が効きにくい点です。
吹き抜けを造ることで冷暖房が効きにくく、温度調整が難しくなる場合があります。
空気は暖まると軽くなり、上昇します。
そのため、冬になると暖かい空気が2階まで上がってしまい、部屋が暖まりにくいのです。
また、夏は日光が強く差し込むため、室内の温度が高くなりやすくなっています。
2つ目は、掃除やメンテナンスに手間がかかる点です。
吹き抜けを造ると、天井や壁が高くなり開放感を演出できます。
その一方で、通常と異なり、窓や照明なども高い位置になってしまうのです。
こまめに掃除をすることや、気軽に電球の交換が行えずに後悔する場合もあるので注意しましょう。
3つ目は、音や匂いが筒抜けになりやすい点です。
音が通りやすいことは、コミュニケーションが取りやすくなる点でメリットでもありますが、後悔するポイントにもなり得るでしょう。
例えば、2階で仕事をしているけれど、1階での家族の会話が聞こえて集中できないようなケースもあります。
□吹き抜けのお家で後悔しないためにはどのようなことに気を付けると良い?
*空調の効きを良くするためには?
空調の効きが悪く室温が調整しづらい問題には、3つの方法で対策することができます。
まず、天井にシーリングファンの設置です。
シーリングファンを設置すると、上に溜まった空気と床付近の空気を循環させ、室温を一定にしてくれます。
次に、住宅を高気密高断熱住宅にすることです。
保温能力や冷暖房効率が上がり、部屋ごとの温度差を少なくすることにも役立ちます。
最後に、輻射式暖房(ふくしゃだんぼう)を導入することです。
輻射式暖房とは、通常のエアコンとは異なり、電磁波を利用して室内の温度を上げる暖房器具のことを言います。
室温のムラを無くし、体感温度を上げることができます。
*掃除やメンテナンスにかかる手間を減らすための方法とは?
掃除やメンテナンスの手間を減らすには、照明の位置を工夫したり、外注を検討したりすることが方法として挙げられます。
照明の位置について、脚立等を利用すれば簡単に届く位置にすると、メンテナンスのしやすさは格段に向上するでしょう。
壁面に設置できる照明や、昇降式のペンダントライトを利用するのもおすすめです。
また、高い位置の掃除は無理に自分で行わず、専門の業者を利用することも選択肢の1つでしょう。
□まとめ
吹き抜けを造ると、空調の効きづらさやメンテナンスの手間、音やにおいの広がりやすさに後悔する方が多くいらっしゃいます。
これらに対し、シーリングファンを設置して空気を循環させたり、照明位置を工夫したりすることで後悔を避けられるでしょう。
是非、参考にしていただければ幸いです。