「家のコンセントがここにあれば、もっと家事が楽なのに。」
「家族が増えたから、コンセントを増設したい。」
コンセントには意外と悩みが付き物です。
そこで今回は、家のコンセントを増設する方法と必要な費用についてご紹介します。
□家のコンセントを増設する方法とは
家のコンセントを増設する方法として、3つの方法をご紹介します。
1つ目は、コンセントの差し込み口を増やす方法です。
コンセントの配線に手を加えて、今コンセントがある場所以外にもコンセントを設置したい場合は、この方法はおすすめできません。
しかし、この方法では、コンセントの内部にある配線に少し手を加えるだけで完了するため、コンセントの差し込み口を増やしたいだけの方にはおすすめです。
2つ目は、特に利用していないコンセントの配線を分岐させることです。
すでにあるコンセント以外にもコンセントを差し込める箇所をつくりたい場合は、家の中の電気配線を分岐させる工事を進めなければなりません。
また、その際に、よく使う電気配線を分岐させてしまうと、ブレーカーが落ちることにつながります。
そのため、分電盤を使用して、どの電気機器を最も使用しているのか、逆にあまり使用していない電気機器は何かを把握しておくことは大切です。
3つ目は、分電盤から新しい配線をつなぐことです。
上記2つの方法は、すでにある配線を使用する方法であることから、電気消費量を考えなければならないという短所があります。
ただし、分電盤から新しい配線をつなぐ方法を用いる場合は、そのようなことを考える必要はありません。
□家のコンセントを増設するためにかかる費用とは
家のコンセントを増設するためにかかる費用は、家の状況や工事内容によって大きく異なります。
例えば、新たに配線を設置する場合に、配線を通しにくい箇所があれば工事費用が高くなる一方で簡単な工事で済む場合はそこまで費用がかかりません。
あくまで1つの目安にすぎませんが、工事内容とそれにかかる費用の相場は以下の通りです。
・コンセントの差し込み口を増やす工事は、約5000円
・特に利用していないコンセントの配線を分岐させる工事は、約12000円
・分電盤から新しい配線をつなぐ工事は、約16000円
新たにコンセントを増やす場合は、当然ながら費用がかかってしまうため、できるなら間取りを決める際に、どれくらいコンセントが必要かを把握しておきましょう。
□まとめ
今回は、家のコンセントを増設する方法と費用についてご紹介しました。
家のコンセントを増設する方法は、簡単な工事から難しい工事まであるため、必要な費用は状況によって大きく異なります。
そもそもコンセントを増設しなくても良いように、間取りを決める際に、どれくらいのコンセントが、どこに必要なのかという視点を持っておくと良いかもしれません