MENU
CONTACT
LINE

コラム

2023-05-24

平屋で片流れ屋根にするメリットとデメリットをご紹介します!

戸建て住宅の中でも平屋、そして片流れ屋根の住宅が近年増えていることをご存じでしょうか。
その人気の理由を解明すべく、今回は平屋で片流れ屋根にするメリットとデメリットについてご紹介します。
自分の理想の住まいに合った暮らしができるかどうかを考えながら読んでいただけたら幸いです。

□平屋で片流れ屋根にするメリットについて解説します!

1つ目は、外観のシンプルなデザイン性です。
一枚の勾配の付いた屋根面だけで形成されることから、寄棟屋根や切妻屋根などと比べると非常に簡素でモダンな印象を抱かせます。
建物本体の外観や作りが伝統的な物よりもスタイリッシュな物を好む傾向が強くなっていることが作用していると考えられます。

2つ目は、太陽光発電にとって有利な屋根形状です。
近年、SDGsの浸透や政府による補助金の影響もあり、太陽光発電をはじめとして環境性能の高い住宅が増えてきました。
特に民間に普及してきている太陽光発電は、片流れ屋根の屋根面を南側に向ける、屋根勾配を調整することで発電効率をより高く、そしてより多くの太陽光パネルを設置できます。

3つ目は、費用の安さです。
平屋にすることで2階建て住宅よりも建築費用が下がることは多いですが、片流れ屋根にすることで他の屋根と比較するとより安くできるのがメリットです。
構造がシンプルなのはもちろんのこと、雨どいも一方で済むため、初期費用が比較的安くなります。

4つ目は、屋根裏空間の有効活用のしやすさです。
屋根勾配を急にすることで屋根裏空間を広く取れますし、緩やかにすることで天井が高く明るい開放的な室内に調節もできます。

□片流れ屋根のデメリットをご紹介します!

*1.雨どいが壊れやすくなること

三角屋根のように傾斜が2つに分かれている場合は雨水が二方向へと分散されます。
しかし、片流れ屋根では1つの雨どいにすべての雨水が流れるため、汚れが溜まりやすくなり、負担が大きくなって壊れやすくなります。

*2.日陰になりやすくなること

屋根が一面のため、ある一定の時間は太陽光がほとんど当たらずに日陰となってしまう可能性があります。

*3.湿気が溜まりやすくなること

大きい屋根が1つしかないため空気の逃げ道が一方向になって循環が悪くなり、湿気が溜まりやすくなります。
結露ができて、放っておくと屋根の構造部分の腐食にもつながるので注意が必要です。

□まとめ

インナーガレージと片流れ屋根の平屋を組み合わせ、スタイリッシュでモダンな雰囲気の屋根にするなど、平屋と片流れ屋根はオリジナリティが出しやすいのが1つの特徴です。
この記事が、ご自宅のイメージの着想に繋がりましたら幸いです。

OTHER BLOGS

最新記事