長期優良住宅は利用出来る制度が多く魅力的ですが、住宅ローン控除をはじめ、その利用方法や申請方法についてはよくわかっていない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、長期優良住宅で住宅ローン控除を受ける流れと申請方法について解説します。
□長期優良住宅で住宅ローン控除を受ける流れについて解説します!
注文住宅の場合は下記の10ステップです。
1.住宅の工事業者を決定し、請負契約を締結する
2.長期優良住宅建築計画等を策定・作成する
3.登録住宅性能評価機関に技術的審査を依頼し、適合証の交付を受ける
4.所管行政庁に長期優良住宅建築計画等を提出し、認定通知書を受け取る
5.金融機関等に、住宅ローンに関する融資を申し込む
6.審査通過後、着工してもらう
7.工事完了後に行政官庁へ報告し、必要に応じて調査・修繕・改良を行い、記録を作成して保存する
8.金融機関等と住宅ローンに関する融資契約を締結する
9.居住する市区町村に住宅用家屋証明書の交付を申請し受け取る
10.住宅ローン残高証明書を発行後、住宅用家屋証明書・住宅ローンの残高証明書を確定申告書に添付して確定申告する
建売住宅の場合は下記の6ステップです。
1.分業事業者が長期優良住宅建築計画等の作成、技術的審査、認定通知書の交付、建築工事完了の終了を確認する
2.事業者と売買契約を締結し、譲受人を決定する
3.分業事業者に依頼し、行政官庁に変更認定申請を行う
4.金融機関等と住宅ローンに関する融資契約を締結する
5.住宅用家屋証明書を市区町村に申請し受け取る
6.住宅用家屋証明書・住宅ローン残高証明書を確定申告書に添付し確定申告する
□長期優良住宅における住宅ローン控除の申請方法をご紹介します!
住宅ローン控除を受けるためには入居の翌年の2月から3月の申告期間に、自ら確定申告する必要があります。
確定申告の方法は所轄の税務署に直接書類を提出するか、郵送やインターネットにでの申請も可能です。
必要な書類は「国税庁のHPでダウンロードするもの」や「税務署で取得するもの」、「不動産会社から渡されるもの」など多岐にわたります。
事前に確認して、余裕を持って集めておくようにしましょう。
□まとめ
確定申告には自分でインターネット上から取得できるものもありますが、行政庁や不動産会社に申請して入手するものもあるため、早めのうちから準備しておくと焦らずに済むでしょう。
この記事が、長期優良住宅について悩んでいる方の手助けになれば幸いです。