新築住宅を建てる際、地球環境保全や家計の節約のためにも、省エネ住宅を視野に入れる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、オール電化とガス併用のどちらがおすすめなのか、そのメリットとデメリットについて解説します。
□新築住宅の省エネ選択!オール電化とガスのメリットとデメリット
*オール電化のメリットとデメリット
オール電化のメリットは、環境への配慮やエネルギーの効率的な利用が挙げられます。
太陽光発電や電気自動車への対応がしやすく、地球温暖化の抑制に貢献できます。
また、ガスの基本料金がなくなり、夜間料金で給湯代や暖房代が安くなります。
さらに、火を使わないので安全ですし、ガス管の引き込み工事もないため住宅費用が安くなるのもうれしいポイントです。
一方で、初期費用が高くなることや、電力需要がピークの時間帯に高くなる可能性があること、リフォームでガス管を引き込む際には新築時よりも高額になってしまう、などのデメリットも考えられます。
*ガス併用のメリットとデメリット
ガス併用のメリットは、災害時にも使用できる安定感や、暖房やお湯の供給が効率的であることです。
ただし、都市ガスの供給がない地域、つまりプロパンガスの地域は光熱費が高くなりますし、石油価格の影響を受ける可能性があるデメリットもあります。
□新築物件を検討中!オール電化かガスか、どちらがおすすめ?
・環境や安全面ではオール電化
オール電化は、再生可能エネルギーの活用が進む未来に向けた選択肢と言えます。
太陽光発電や蓄電池と組み合わせることで、エネルギーの自給率を高めることも可能ですし、家庭内でのエネルギー使用量の管理が容易で、環境への負荷を軽減できます。
・災害時に強いのはガス併用
ガス併用は、災害時においても安定したエネルギー供給が期待できる点が魅力です。
停電時でも暖房や調理が可能であるため家族の安全と快適性を確保できますし、ガスの供給インフラが整っている地域であれば利便性も高いです。
・どちらにするかは損得だけではなく総合的に考えよう
最終的には、オール電化かガスかを決める際には損得だけでなく、家族のライフスタイルや将来の展望を総合的に考えることが大切です。
将来的なエネルギーの動向や住環境の変化を見越して、最適な選択をすることも新築住宅を建てる際の重要なポイントとなるでしょう。
□まとめ
新築住宅を建てる際、オール電化とガス併用の選択は省エネルギーと快適な生活を考える上で重要な決断です。
それぞれのメリットとデメリットを比較し、単純に損得だけでなく、エネルギーに対する自身の価値観やランニングコストとメンテナンス費用、家族の要望など、様々な面から総合的に考えて自分たちに合った最適な選択を行いましょう。