食料や日用品のストックに欠かせないパントリー。
キッチンの利便性を高め、スッキリとした空間を実現するためには、パントリーの活用が鍵となります。
本記事では、パントリーの基本的な特徴や種類を解説し、おしゃれで使いやすいパントリー収納をつくるコツを紹介します。
□パントリーの基本とその魅力
パントリーとは、キッチン周辺に設けられた収納スペースのことを指します。
主に常温保存可能な食品や調理器具、消耗品などを収納するのに適しています。
パントリーには主に以下の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
*壁面収納タイプ
キッチンのすぐ横や背面の壁を利用した収納タイプです。
しまってあるモノがひと目でわかり、料理をしながらでも手が届くアクセスの良さが魅力となっています。
限られたスペースを有効活用できるため、コンパクトなキッチンにもおすすめです。
*ウォークインタイプ
小部屋のように中に入れる収納スペースを確保したタイプです。
壁面収納と比べて収納量が多いため、大家族やまとめ買いが多い人に適しています。
扉の有無で雰囲気が変わり、扉なしならモノの出し入れがスムーズに、扉ありならキッチンがスッキリと片付きます。
*ウォークスルータイプ
ウォークインタイプの進化版ともいえるのがウォークスルータイプです。
入口と出口が別々に設けられ、通り抜けられます。
帰宅後すぐにパントリーに立ち寄れるため、動線が良く、重い荷物の運搬負担も軽減します。
ただし、間取りの工夫と十分な広さの確保が必要となります。
□パントリーをおしゃれに役立てるコツ
せっかくパントリーを設けるなら、おしゃれで使いやすい収納空間にしたいですよね。
ここでは、パントリー収納を快適に保つための5つのコツを紹介します。
1:収納量に合わせてタイプを選ぶ
まずは収納したいモノの量をチェックし、自宅のスペースや間取りとの兼ね合いを考えてパントリーのタイプを決めましょう。
すでにパントリーがある場合は、棚の追加や不要なモノの処分で空きスペースを生み出すのも一案です。
2:棚ごとに収納物を分類する
パントリーを使いやすくするには、棚の高さを調整し、収納物を種類ごとに分けるのがポイントです。
使用頻度の高いモノは目線の少し下に、軽くて使用頻度の低いモノは上段に、重いモノは下段に配置するなど、適材適所を心がけると良いでしょう。
3:棚の奥行きは浅めに設計する
パントリーの棚は奥行きを浅めにするのがおすすめです。
小さなアイテムなら奥行きが浅いほど取り出しやすく、在庫管理もラクになります。
4:収納グッズを有効活用する
整理整頓の味方となるのが収納グッズです。
仕切りを使って収納物を細かく分類したり、ターンテーブルを使って奥の物も取り出しやすくしたりと、グッズの力を借りることで、パントリー収納はさらに使いやすくなります。
5:ラベリングを行う
どこに何があるのかひと目でわかるようラベリングするのもおすすめです。
わかりやすく収納することで、家族みんなが快適にパントリーを使えるようになるでしょう。
□まとめ
本記事では、パントリーの基本知識と活用のコツについて解説しました。
暮らしに欠かせないパントリーだからこそ、自分らしさを大切にしながら、収納力と使いやすさを兼ね備えた快適な空間づくりを目指してみてはいかがでしょうか。
工夫次第で、パントリーはキッチンライフを豊かにしてくれる心強い味方になってくれるはずです。