プライバシーを重視している方は、外からの視線が気になるため、プライバシーを守りつつ快適に過ごせる家を建てたいと考えているのではないでしょうか。
この記事では、外からの視線を感じない快適な住空間を実現するための具体的な設計術を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
□外からの視線を感じない家の設計術
1: 適切な窓の位置・高さ・種類を選ぶ
窓の位置、高さ、そして種類によって、外からの視線への影響は大きく変わります。
例えば、道路に面した壁に大きな窓を設けると、内部が丸見えになりやすくなります。
しかし、高い位置に小さな窓を設置すれば、プライバシーを保ちつつ光を取り入れられます。
また、反射ガラスや曇りガラスなどの特殊なガラスを使用することで、外からの視線を遮りながらも室内を明るく保てます。
2: 2階にリビングを設ける
2階にリビングを設けることは、外からの視線を遮る効果的な方法です。
1階のリビングは通行人や車と目線の高さが合うため、視線が入り込みやすくなります。
しかし、2階にリビングを設けることで、通行人の視線を遮ることができ、プライバシーを守りながら快適に過ごせる空間を実現できます。
さらに、日光を取り入れやすくなるため、明るい空間を実現できます。
狭い土地で家を建てる際にも、リビングを2階に配置する工夫は効果的です。
3: 袖壁を作る
袖壁とは、建物の幅よりも外側に壁を延長する方法です。
袖壁は室外機やメーターボックスなどを隠す際に使うことが一般的ですが、外からの視線を遮る効果もあります。
道路に面した壁を延長することで、側面の窓への視線を遮れます。
4: 軒を出す
軒は雨や直射日光から建物を守るために取り付ける部材ですが、同時に周辺の高い建物からの視線を遮るのにも効果的です。
長い軒を取り付けることで、周辺のビルやマンションなど上からの視線を遮れます。
5: 植栽やフェンスで目隠しをする
植栽やフェンスを用いることは、外からの視線を効果的に遮る方法です。
□隣家の将来を意識した設計
1: 将来隣家に建物が建つ可能性も意識する
現在隣地が空き地でも、今後建物が建つ可能性は十分にあります。
現在空き地だからといって空き地に向かって大きな掃き出し窓を設けると、家が建ったときカーテンを閉めっぱなしになり、後悔を感じるでしょう。
2: 採光・通風に支障が出ないようにする
プライバシーに配慮した設計にすると、視線に加えて光や風も遮ってしまいがちです。
採光が不足する住まいでは室内が暗くなり、気持ちも沈みがちになるかもしれません。
また通風性能が不足する住まいでは、ダニやカビが発生しやすくなる恐れがあります。
視線は遮りながら、最低限の光や風を取り込めるよう配慮しましょう。
□まとめ
外からの視線を感じない快適な住空間を実現するためには、窓の位置や高さ、種類を適切に選択することが重要です。
さらに、隣家の将来的な変化も考慮することで、プライバシーを守りながら、光や風も取り込める住まいを実現できます。
この記事を参考に、皆さまにとって快適な住空間を実現できる家づくりを目指してください。