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コラム

2024-07-28

陸屋根のデメリットを解説!後悔しないための注意点と対策方法

陸屋根には、メリットだけでなく、知っておくべきデメリットも存在します。

この記事では、陸屋根のデメリットを具体的に解説し、後悔しないための注意点と対策方法を紹介します。
陸屋根を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

□陸屋根のメリットとは?

戸建て住宅では三角屋根が一般的ですが、陸屋根にもさまざまなメリットがあります。
まずは陸屋根のメリットを見ていきましょう。

1:屋上として活用できる
まずひとつめのメリットは、屋根のスペースを有効活用できる点です。
バルコニーやベランダ代わりのスペースとして使うことが可能で、ガーデニングや家庭菜園などにも向いています。
また、太陽光発電を設置することも可能です。
ただし、人が利用したり物を置いたりする際は、屋上利用を考えた構造が必要になることに注意しましょう。

2:メンテナンスが簡単
屋根面が平らなことから、メンテナンスが簡単なのも陸屋根のメリットです。
清掃や補修工事などがしやすく、足場も必要ない場合があるためコストも削減できます。
屋上としての活用を考慮して、施工の際に階段を設けている場合は、よりメンテナンスがしやすいでしょう。

3:建築スペースを広くできる
陸屋根は天井が平面なため、三角屋根と比べると建築スペースが広くなり、同じ天井高の高さでも居住空間が広く感じられます。
天井が低いと圧迫感が出て窮屈な印象を与えがちですが、建築スペースを広く保つことで開放的に感じられます。

□陸屋根のデメリットと対策方法

陸屋根は、平らな屋根形状によって、スタイリッシュな外観を実現できる一方で、いくつかのデメリットも抱えています。

1: 温度調整の難しさ
陸屋根は、屋根と天井の間に空間がないため、夏は太陽熱を吸収しやすく、冬は冷気を遮断しにくいです。
そのため、最上階の部屋の温度調整が難しく、冷暖房効率が低下する可能性があります。

屋根に断熱材や断熱塗料を施すことで、状況を改善できる可能性があります。

2: 屋根裏スペースの活用制限
陸屋根は、勾配屋根と比べて屋根裏スペースを確保できません。
そのため、収納スペースやロフトとして活用することが難しく、収納量の確保や空間の有効活用に課題が生じます。
収納計画については、設計段階で担当者にしっかり希望を伝えるようにしましょう。

3: 防水対策の重要性
陸屋根は、雨水が溜まりやすく、適切な防水処理がされていないと、雨漏りや水漏れが発生するリスクがあります。
定期的な防水チェックやメンテナンスが欠かせず、長期的なコスト負担も考慮する必要があります。

□まとめ

陸屋根は、スタイリッシュな外観を実現できる一方で、温度調整の難しさ、屋根裏スペースの活用制限、防水対策の重要性など、いくつかのデメリットがあります。
これらのデメリットを克服するためには、適切な断熱対策、収納スペースの確保、防水対策を検討し、設計段階からしっかりと計画することが重要です。

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