ビルトインガレージが建ぺい率の緩和措置を受けるためには、条件があります。
また、条件を満たすと、車庫の柱から1メートルまでは、建築面積に算入されません。
今回は、ビルトインガレージのメリットとデメリット、建ぺい率と容積率についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□ビルトインガレージのメリットとデメリットについて
*メリット
1つ目は、車を風雨から守れることです。
ドアやシャッターが備え付けられているため、車を風雨から守れます。
特に、台風が多い地域や、雪がよく降る地域の方にとってメリットが大きいでしょう。
2つ目は、メンテナンスができることです。
駐車スペースとして活用できるだけでなく、DIYやメンテナンスのスペースとして活用できます。
3つ目は、外出しやすいことです。
屋外に出ずに車に乗れるため、天気に左右されずに外出できます。
4つ目は、駐車スペースを確保できることです。
土地の面積が狭いと、駐車スペースの確保が難しくなるでしょう。
しかし、ビルトインガレージがあることで、住宅とは別に駐車場を作る必要がなくなります。
5つ目は、採光や風通しに適した間取りにできることです。
1階部分が駐車スペースになり、2階以上が居住スペースになります。
そのため、日が入りやすくなり、風通しを良くすることができます。
*デメリット
1つ目は、1階スペースが減ることです。
ビルトインガレージは、1階部分のスペースを大幅に取ります。
そのため、1階部分の居住スペースは少なくなります。
2つ目は、車の臭気が気になることです。
住宅内に駐車スペースを設けるため、排気ガスや臭気が気になることがあるでしょう。
対策として、換気扇をつけることをおすすめします。
3つ目は、家の前が暗くなることです。
ビルトインガレージは、家の前が暗くなってしまいます。
そのため、怪我をしたり事故になったりする可能性があります。
対策として照明をつけることをおすすめします。
□ビルトインガレージの建ぺい率と容積率について
建ぺい率とは、敷地面積に対する建物を建てられる面積の割合を示します。
ビルトインガレージの場合は、外壁のない部分が連続して4メートル以上という条件を満たすことが難しいと言えます。
容積率とは、敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合を示します。
ビルトインガレージの場合、延べ床面積が5分の1を上限に、延べ床面積に算出されません。
これらは、自治体によってルールが異なるので確認しておきましょう。
□まとめ
今回は、ビルトインガレージのメリットとデメリット、建ぺい率と容積率についてご紹介しました。
ビルトインガレージを建てるメリットが多く挙げられます。
また、建ぺい率も条件を満たすと緩和措置があるため、ぜひ条件を調べてみてください。