「年収500万円の場合、住宅ローンはいくらまで借りられるのか」
このようにお考えの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、年収500万円の人はいくらまでローンを借りられるのかに、上限まで借りるとリスクがあることについての2つをご紹介します。
□年収500万円の人はいくらまでローンを借りられるのかについて
住宅ローンをお考えの方は、年収に対してどれくらい借りられるのかご存知でしょうか。
今回は、年収500万円の場合を例にしてご紹介します。
住宅ローンは、返済額が手取り収入に対して占める割合から計算しましょう。
返済負担率が手取りの20パーセントから25パーセント以下に収まっている必要があります。
返済負担率とは、収入に対する返済額の割合のことです。
この割合に収まっていると余裕を持って住宅ローンの借入金額に収まっていると言えます。
しかし、注意しなければならないのは、変動金利や固定金利などの場合、将来の金利上昇を考慮する必要があることです。
変動金利で借りる際は、金利が上昇しても問題なく返せる範囲で借りましょう。
仮に、10年後に金利が2パーセント上昇すると、返済負担額は11年目以降当初よりも5パーセント程度上昇します。
当初の予定よりも大きく上回っているので、返済する際に負担が大きくなってしまいます。
金利上昇は、予測が困難なため、ある程度上昇しても返済できるかどうかを確認しておきましょう。
上昇する際は、直前の返済額の125パーセントまでしか上昇しないというルールがあります。
そのため、毎月の返済額の125パーセントを参考にしてみてください。
固定金利の場合、3つの注意点があります。
・固定金利が終わるタイミングで金利が上昇していると、住宅ローンの片シア学が大きく跳ね上がること
・変動金利の125パーセントルールが適用されない場合があること
・金利上昇がなかった場合でも返済額が増えること
注意点を考慮して、どの金利にするかを決めましょう。
□ローンを借りる際に上限まで借りることのリスクについて
住宅ローンは、先ほどご紹介した通り、金利が上昇して、返済額が増える可能性があります。
住宅ローンを借りる際は、働く環境や、ライフベントをよく考慮しなければいけません。
近年では、新型コロナウィルスの影響を受けて、給与が減額になったり、リストラを実施した企業があったりしました。
また、子供の教育費、親の介護費用など様々なことでお金がかかります。
ライフイベントを考慮しつつ、いくらまで借りられるのかという観点も重要ですが、いくらまでなら無理なく返済できるのかを重要視しましょう。
□まとめ
今回は、年収500万円の人はいくらまでローンを借りられるのかについて、上限まで借りるとリスクがあることについての2つをご紹介しました。
住宅ローンは、どれくらい金利が上がるか、返済額が増加するかなど明確にはわかりません。
どのような状態でも余裕を持って返済できるように、上限まで借りないようにしましょう。