夫婦2人の収入を合わせた額をもとに住宅ローンを組む、ペアローンをお考えの方も多いでしょう。
借入額可能額の上限が上がるメリットがある一方で、離婚した際のリスクなどペアローンを選ばないほうがよいデメリットがあります。
そこで今回はペアローンのメリットとデメリットをご紹介いたします。
□ペアローンについて
共働き夫婦、2人の収入を合算した金額をもとに住宅ローンを組むペアローンがあります。
住宅を建てる際は、連帯債務を受ける方法や配偶者が連帯保証人になる方法、ペアローンの3種類があります。
連帯債務を受ける方法は、夫婦2人どちらも債務責任があります。
返金額は夫婦の収入を考慮してもらえます。
例えば、3,000万円の住宅ローンを組んだ際は、夫婦どちらにも同じ額の3,000万円の支払い義務があります。
配偶者が連帯責任になる場合、住宅ローンの名義は1人です。
支払いが滞った際は、連帯保証人の妻へ責任が移動します。
ペアローンは同じ家のローンに対して、別々に2つの住宅ローンを組むことになります。
これにより、それぞれが債務を負う必要があります。
□メリットとデメリットについて
ペアローンのメリットは、3つあります。
1つ目は、借入可能額が増えることです。
連帯債務では借入額に限度がありますが、それ以上に借入金額を増やせます。
2つ目は、2人分の住宅ローン控除が可能なことです。
住宅ローンの控除額は1人あたり最大で40万円です。
ペアローンにすれば、最大で80万円まで控除ができます。
3つ目は、それぞれ生命保険に加入できることです。
連帯債務ではどちらか1人しか加入できず、どちらかの連帯債務者が亡くなった場合のローンはそのまま残りますが、ペアローンはローンの保証があります。
デメリットは、2つあります。
1つ目は、離婚した際、返済リスクが高まることです。
共有していた物件を売却しない場合、名義はどちらか片方に変える必要があります。
また、名義を片方に変えると、1人で全てのローンを背負うことになります。
2つ目は、どちらかが亡くなった場合、団信が適応されたとしても、もう1人の分の債務が残ることです。
1人で住宅ローンを払い続けなければならないため、返済できなくなるリスクが高まります。
□まとめ
今回は、ペアローンについて、メリットとデメリットをご紹介いたしました。
当社は注文住宅、リフォーム事業を行っております。
住宅ローンについて、お悩みの際はぜひお気軽にご相談ください。